同窓会会長挨拶

舟入・市女同窓会は舟入高校の前身である広島市第一高等女学校同窓会と舟入高校同窓会が1977年(昭和53年)に合併し舟入・市女同窓会となりました。原爆投下により、市内の学校で最も多い676名の犠牲者をだした市女同窓生は、同窓会をよりどころとして活動されて来ました。「揺籠を持つ手が世界を動かす」を園是として”千田保育園“を立ち上げられ、立派にその運営を継続されています。『市女・舟入・千田の環』の動画を舟入47期同窓会が作成(同窓会のHP掲載)してくれていますので、是非ともご覧頂き、同窓会の歴史をご理解頂ければ幸いです。

 

同窓会の事業としては、年1回の総会開催や会報誌「あかしや」の発行、同窓会、ご遺族、舟入高校が一体となり脈々と受け継がれてきた市女・職員生徒原爆慰霊祭開催、舟入高校在校生・卒業生へ支援やクラブ活動への補助のほか千田保育園との交流があります。運営にあたっては、会長・副会長・顧問会代表・会計・事務局長からなる執行部会にて事業企画を作成し、理事会の中に総務部会、総会・広報部会、慰霊部会を設け、副会長3名がそれぞれ理事の方々の意見を取りまとめ、具体的な計画を策定し、各期からの代表委員で構成される代表委員会に提案・審議し、総会にて協議・決議していく方式としております。

 

昨年は、新型コロナ第一波の影響で、総会は中止し、代表委員会での書面決議に代えさせて頂いております。しかしながら、慰霊式典は慰霊献花式として慰霊部会及び舟入35期のおかげで多数の方に参列して頂き、好評のうちに終えることができました。また、「あかしや」につきましても、コロナの中で大変であったにもかかわらず舟入54期の頑張りで立派なものに仕上がりお手元にお届けすることができております。

 

今年も、新型コロナ第三波の真只中ではありますが、書面審議も活用しつつ執行部会、理事会を開催し、事業計画を策定し協議を重ねております。特に、今年の慰霊式典、総会の実施計画につきましては。「あかしや」に同封しましたように、実施の方向で検討しておりますが、新型コロナの影響もあり方式変更もしくは開催不可の場合もございますので、HPや各期代表から早めにお知らせしていく所存です。

 

皆様方に置かれましては、引き続きまして、共に同窓会へご参画頂き、会員相互の親睦、社会貢献を図り、母校の発展向上に寄与してきましょう。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 

舟入・市女同窓会 会長

市本 秀則